EQ

仕事で必要なのはIQではなくEQ!EQとは?

仕事で必要なのはIQよりもEQ

”EQ”という言葉を知っていますか?

IQは頭の良さであるのに対し、EQは心の賢さのようなものです。

人間の言動や能力はこの2つで決まり、仕事やプライベートなど生活するうえでどちらも重要ですが、日本ではIQに比べ、EQの認知度が低い現状にあります。

特に仕事では、IQよりもEQを必要とする場合が多く、優れた人はEQが高い傾向にあります。

この記事では、EQについてよく知らない方に向けて、次の疑問を解決することができる内容です。

・EQって何?
・IQとEQの違いは?
・EQの重要性は?

EQの基礎を学び、仕事やプライベートをもっと充実させましょう。

 

 

EQとは

EQ(Emotional  Quotient) とは心の知能指数と言われ、自分と他者の心の動きに気づき、それを理解する力です。

著書の言葉を借りると、心の気づきから自身の”感情”と”理性”をコントロールし、行動や人間関係を上手にマネジメントする力である。
※トラヴィスブラットベリー,ジーン・グリーブス(2019) .「EQ2.0 」

と、説明されてもイメージしにくいかと思います。

ここではEQについてわかりやすく説明していきます。

感情と理性の仕組み

人間の言動は、”感情”と”理性”のバランスからできています。

どんな時でも冷静な人すぐにイライラして怒る人など人によって言動はバラバラですが、全て”感情”と”理性”のバランスから繋がった言動です。

この”感情”と”理性”がどのように生まれ、どのように行動へ移すかを理解することが、EQを学ぶ最初のステップとなります。

そのためにはまず、人間の脳の仕組みを知る必要があります。

人間の感覚は、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚をそれぞれ目・耳・口・鼻・肌で受信し、電気信号として脳に伝達することで、感じることができます。

脳の中の伝達をさらに細かく説明すると、電気信号は首側の脊髄から脳に入っていきます。
脳に入ると中央の大脳辺縁系という部分に伝達され、最後に額近くの前頭葉に伝達されます。

 


各部位の役割は、大脳辺縁系では”感情”を生み出し、前頭葉では”理性”を生み出します。

ここで重要なので、感覚をまず「感情」で捉え、その後に「理性」で捉えるというところです。

”感情”と”理性”は、常に互いに影響を及ぼし合っており、バランスが決まると結果が行動に現れます。

この時、感情が強くなり体を支配するとすぐ怒るといった感情的な言動が生まれ、理性が体をコントロールすると冷静な言動をとることができます。

EQとは、どんな状況でも理性で体をコントロールし、適切な言動に移すことができる能力です。

具体例

ここでは、”感情”と”理性”のバランスで、どのような言動をとるかを2つの具体例を使って、説明します。

 

恐怖体験での言動

例えば、あなたは1人で森を散歩しているとします。

その時、10m先の茂みから物音が聞こえ、そこに目を向けると体長2mはあるであろう熊があなたをじっと見つめているではありませんか。

この瞬間、あなたの脳内ではまず、熊に襲われるかもしれないという恐怖の”感情”が生まれ、その後にどうやって回避するかという”理性”が働きます

感情と理性で、どちらが体を支配するかで次のような言動の差となります。

恐怖の”感情”が強烈すぎて”理性”が機能しない場合体が硬直して動けなかったり、自然と叫び声をあげたり、といった言動をとってしまいます。

一方、”感情”よりも”理性”が機能していれば、いかに熊の機嫌を損ねないかを考えることができ、ゆっくりと熊から距離をとるなどの安全な行動をとることができます。

 

悲しい状況での言動

あなたは昨晩、長年付き合ってきた恋人から急な別れ話をされ、心が張り裂けそうな思いをしているとします。
あなたはこの別れに納得できず、分かれたくはないと思いでいっぱいです。

ただ、今日は仕事で大事な会議があります。
この時、恋人と別れるという悲しい”感情”と、会議に集中しなければならないという”理性”が衝突します。

もし会議中、別れ話で頭がいっぱいとなった場合、大事な会議にもかかわらず、周りの声は一切あなたの耳に入ることはないでしょう。

一方、”理性”が機能すれば、いつも通り会議に集中することができるでしょう。

IQとEQの違い


よくEQはIQと比較されことがあります。
そのため、IQとEQの違いを次の表のようにまとめました。

 

IQとEQの大きな違いは、先天性か後天性かというところです。

先天性とは生まれながらにして備わっている、という意味であり、成長の過程で変動する可能性が低い傾向にあります。

そのため、先天性であるIQは、生まれた時点で人それぞれ決まっており、努力してもIQを高めることはできません

一方、EQは後天性であるため、誰もがこ努力次第で高めることができます

 

EQのメリット


EQの最大のメリットは、仕事で成功しやすくなることです。

アメリカで行われた研究では、仕事で優秀な成果を出している人の90%はEQが高く成果を出せていない人のうちEQが高かったのはたった20%という結果があります。

また、IQと仕事の成果との関係性は小さいという報告もあることから、仕事においてはIQよりもEQの方が重量であることが言えます。

EQが仕事で重要となる理由として、仕事で必要となる多くのスキルの土台となっているためです。

EQは、他者の気持ちに気づき上手く行動する能力であることから、他者と関わりのあるコミュニケーション能力、協調性、責任感、プレゼンテーションスキル、信頼獲得などと
密接な関係にあります。


また、他人だけでなく、自分の気持ちに気づき上手く自分を管理する能力でもあることから自制心、時間管理、ストレス耐性、柔軟性などにも影響します。


したがって、あらゆる仕事においてEQは重要となり、高めることで成果を出しやすくなることから、EQは年収に直結していると言っても過言ではありません。


仕事以外の日常生活においても、自己マネジメントと対人マネジメントにより、失敗や逆境にも上手く対処できるようになり、プライベートも成功しやすくなるため、EQを学べば人生をもっと豊かにすることができます


EQを構成する4つのスキル

 

ここでは、EQを構成する4つのスキルについてを説明します。

自己認識スキル
自己管理スキル
社会的認識スキル
人間関係管理スキル

自己認識スキル

自己認識スキルとは、文字通り自分を知るスキルであり、EQの最初のステップです。
このスキルを磨くだけでも、仕事の成功しやすさが大きくなります。

自分を知るとは一見簡単そうに思えますが、自分を熟知している人はごくわずかしかいません。

例えば、あなたは以下の質問に答えることができますでしょうか?

・あなたの長所と短所
・あなたの居心地がいい場所と悪い場所
・言われたらやる気が出る言葉とやる気がなくなる言葉
・怒りがこみ上げる状況や言葉
・なぜその時怒りがこみ上がったのか
・自分を大きく見せたい場面は?

 

自分のことでも、理解できていないことは多くあり、相手を理解することよりもまずは自分を知ることが重要になります。

 

 

自己管理スキル

自己管理スキルとは、自分の感情を理解し、その状況に最適な言動を選択するスキルです。

この記事の前半で説明したように、人間の脳はまず感情が生まれ、そのあとに理性で捉えます。
そのため、感情が強烈すぎると感情のままに行動してしまい、失敗することになります

感情に体を支配され失敗しないように、自己管理スキルを高め、目標達成のために取るべき言動を自分の意思で選択できるようになりましょう。

 

 

社会的認識スキル

社会的認識スキルとは、相手の言動から感情を察して理解する能力です。

周りにいる気が利く人は、このスキルを持っています。

社会的認識スキルの基礎は、相手を見ること聞くことです。
相手の感情のヒントとなる言動を正確にキャッチすることが重要となります。

また、相手の立場になって考えることができるのは、社会的認識スキルが高い証拠となります。

 

人間関係管理スキル

人間関係管理スキルとは、自分と相手の感情を理解したうえで、周りと良好な関係を築くことのできるスキルです。

例えば、明らかにイライラしながらデスクワークをしている同僚に、要件を伝えるついでに自分の自慢話をしますでしょうか?

多少、人間関係スキルがある人ならば、要件を手短に伝えるか、なぜイライラしているかを質問することでしょう。

人間関係管理スキルは、特に顧客を相手にする仕事やチームで活動する仕事を円滑に進めていくうえで重要となります。

 

まとめ:仕事でIQよりも必要なEQとは

EQとは、心の知能指数と言われ、自分と相手の感情を理解し、理性で適切な言動をとることができるスキルです。

IQと比較すると、違いは次の2つとです。

・仕事で成功するにはEQの方が重要
・EQは誰でも今から伸ばすことができる

 

また、EQは4つのスキルから構成されているます。

自己認識スキル
自己管理スキル
社会的認識スキル
人間関係管理スキル

EQについてある程度は理解できましたでしょうか?
EQが高いと、仕事もプライベートもより充実させることができますので、ぜひ普段からEQを意識してみることをおすすめします。

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